バレーボール男子日本代表の西田有志選手は非常に俊敏で、タイミングの良いジャンプ、サウスポーの強い腕の振りによって生み出されるキレのあるスパイクが特長です。
また、驚異的なジャンプ力を誇り、手を使わずに地上から1m40cmの高さのとび箱の上に着地できます。
西田選手の活躍は素晴らしく、日本代表の中でも石川祐希選手や高橋藍選手と共に注目されている選手です。
私生活では、2022年の大みそかにバレーボール女子日本代表でキャプテンの古賀紗理那選手との結婚を発表しています。

プロフィール
ご報告です!
— 西田 有志 (@volleyball1301) June 26, 2020
この度、アシックスさんと契約をさせていただきました。
バレーの楽しさを伝えていけるよう頑張ります!
皆さん応援よろしくお願いします!
契約について https://t.co/fHYLPENfMj#METARISE https://t.co/1stoQf70FG@ASICS_JP #ASICS #ASICSVolleyball pic.twitter.com/9T39Z30HzK
氏 名 | 西田 有志 |
氏名読み | にしだ ゆうじ |
愛 称 | ユウジ |
生年月日 | 2000年1月30日 |
出 身 地 | 三重県いなべ市 |
身 長 | 186cm |
体 重 | 89kg |
血 液 型 | O型 |
出 身 校 | 海星高等学校 |
所属チーム | 大阪ブルテオン (旧パナソニックパンサーズ) |
ポジション | オポジット |
利き手 | 左手 |
スパイク | 350cm |
ブロック | 330cm |
SNS | 、 InstagramX、YouTube |
2024年7月18日現在、西田有志選手のInstagramのフォロワー数は158.1万人、YouTubeのチャンネル登録者数は48.8万人と非常に人気があって注目されている存在です。
家族構成
3人兄弟の末っ子
西田有志選手の家族構成はお父さん、お母さん、お姉さん、お兄さん、西田選手の5人家族です。
西田選手は3人兄弟の末っ子で、8歳上の早希さんと6歳上の圭吾さんの影響で5歳の頃からバレーボールを始めました。
父:西田徳美さん
他局ですが、、、今日から #ワールドカップバレー 男子開幕🏐 #アス友 さんの #西田有志 選手が躍動し、リオ五輪銀メダル🥈イタリアからストレート勝ち👊
— 中京テレビ「アス友」 (@ctv_asutomo) October 1, 2019
写真の頃から約1年、逞しくなったなあ‼️ pic.twitter.com/7iAzhAroB3
お父さんの西田徳美さんは東芝名古屋工場に勤務し、バスケットボールチーム「東芝名古屋」に所属していました。
実業団の元バスケットボール選手で、背の高さは身長が172cmのみやぞんさんとほぼ同じぐらいですので、175cmぐらいでしょう。
徳美さんは真面目な性格で、西田選手が小学生の頃から出場した大会の記録をすべてメモしていました。
早くから西田選手の類まれなる才能を見抜いていたのでしょう。
母:西田美保さん
お母さんの西田美保さんも東芝名古屋工場に勤務し、バスケットボールチーム「東芝名古屋」に所属していました。
両親ともに実業団の元バスケットボール選手ということで、西田選手は両親の運動神経の良さを受け継いでいると考えられます。
美保さんが西田選手を生んだ時には30歳を過ぎていたということで、2024年現在は50代半ば以上の年齢と考えられます。
年の離れた長女と長男にはかなり厳しく接していたようですが、末っ子の西田選手にはそこまで厳しくしていなかったと言います。
しかし、負けず嫌いの両親はバレーボールのことになると一切の妥協を許さず、試合で負けている時は観客席から容赦なく罵声を浴びせてきたそうです。
かなりの熱血タイプで、子どもをほめて伸ばすとか、そういう概念は無かったのかもしれません。
学 歴
いなべ市立石榑小学校
いなべ市立石榑(いしぐれ)小学校に入学した西田選手は 「大安ビートル」という地元のチームで週3回バレーボールの練習に励んでいました。
4年生の時には、全日本バレーボール小学生大会の三重県大会で優勝し、全国大会に出場しています。
小学生の頃はバレーボール選手としては身長は高くなく、6年生の時で160cm程度でした。
西田選手は自分よりも身長の高い選手に負けないようにジャンプ力を培う練習をしていました。
橋の下で地面から2.6mの高さの地点をめがけて、何度も何度も飛び続けたそうです。
この頃の地道な練習が、驚異的なジャンプ力を誇る現在の西田選手を支えているのでしょう。
いなべ市立大安中学校
いなべ市立大安中学に進学した西田選手はバレーボール部に入部しますが、監督をはじめ他の部員も皆バレーボール未経験者でした。
新入生でありながら、先輩や同級生を指導しなければならない状況にストレスがあったようです。
部活動とは別に海星高校バレーボール部の練習に参加したことがきっかけで、「NFOオーシャンスター」というクラブチームに入団し、海星高校体育館での練習に通うようになりました。
そして、3年生の時には全国都道府県対抗中学バレーボール大会の三重県選抜チームに選ばれています。
その頃に書いた作文のタイトルは「オリンピックへの道」。
中学時代からバレーボール選手になってオリンピックに出場することを目標にしていたようです。
海星高等学校
星城高校、松阪工業高校など強豪校8校からの誘いを断って、地元の海星高校に進学しました。
理由としては、中学時代から海星高校の監督にお世話になっていたので、恩返しをしたかったからだそうです。
また、「勝って当たり前のチームに入って勝つのではなく、自分の力で立ち向かいたい」という気持ちもあったと後に語っています。
西田選手は監督の期待通りエースとして活躍するようになります。
転機となった試合
春の高校バレー・三重県大会決勝は西田選手にとって忘れられない試合です。
西田選手は2年生エースとして松阪工業高校に挑み、試合は終盤までもつれました。
試合開始から全力でスパイクを打ち続けた西田選手でしたが、終盤にきて体力が限界となって両足がつってしまい、ベンチに下がらざるを得なくなりました。
エース不在となり得点源を失ったチームは、そのまま試合に負けてしまいました。
号泣する西田選手に対して、お母さんは「お前のせいで負けたんやぞ!」と激しく叱責したそうです。

試合中に足がつるのは、普段の練習がきちんとできていない証拠と厳しく指摘しています。
二度とこういう思いはしたくないと思い、それからは練習方法や食事などから自分を変えるように努力しました。
食事も栄養面について考えるようになり、それまでは肉ばかり食べていたのですが、野菜も積極的に食べるようになりました。
また、全体練習が休みの日は公共の体育館に行ってウェイトトレーニングに励みました。
すると、元々の才能が開花し、翌年の夏にはインターハイ出場を果たしました。
そして、高校卒業前にはVプレミアリーグ男子のジェイテクトSTINGSに高卒内定選手として入団しました。
お兄さんがジェイテクトで働いていたという縁もあったそうです。
高校卒業後の2018年4月に日本代表に抜擢されると、その後はトップ選手として活躍を続けています。
Q&A
- 初めて日本代表に選ばれた時の気持ちは?
-
すごく嬉しかったですし、よりレベルアップできるように頑張ろうと思いました。
- バレーボール以外のスポーツでやりたい種目は?
-
バスケです。
- 何歳までプレーしていたいですか?
-
もういいかなと思うまでやりたいと思います。
- 憧れの選手はいますか?
-
憧れの選手は今はいないです。
- 尊敬している選手は?
-
全員に対して尊敬はしているんですけど、その中でも石川祐希選手、高橋藍選手をすごく尊敬しています。
- 選手として目指していることは?
-
世界一のオポジットになると決めています。
- ブラン監督の第一印象は?
-
根っからのバレーボール好きだなと感じます。
- ブラン監督の今の印象は?
-
今の印象も変わらないですけど、選手一人一人とコミュニケーションをよくとってくれます。
- バレーボールをする上で大事だと思う筋トレ種目は?
-
足のトレーニングを重点的にやっています。
- 得意なプレーの精度を上げる練習は?
-
得意のサーブで相手をしっかり崩せるコースを打つという練習をしています。
- 得意なポジションは?
-
オポジットです。
- 他にやってみたいポジションは?
-
アウトサイドをやりたいなと思います。
- 今まで海外での大会で印象のある国は?
-
イタリアです。
- 海外で一番困ったことは?
-
やはり最初は言葉がすごく大変だったなと思います。
- 海外遠征の休みは何をして過ごしていますか?
-
チームみんなで買い物に行ったり、近くのカフェでチルタイムをしたりという感じですかね。
- 試合前の食べ物、飲み物は?
-
バナナとコーヒーです。
- 試合前のルーティーンは?
-
しっかりストレッチして、気持ちを整えます。
- これまでの自身のベストプレーは?
-
2019年のワールドカップの時の最終戦のサーブで5連続エースを取ったところかなと思います。
- ミスした時の切り替え方は?
-
その時に何が悪かったのかということを自分の中でしっかり理解して、次に対して前向きに取り組むようにしています。
- 試合前日に気をつけていることは?
-
しっかり睡眠を取る事と、あまり携帯を見過ぎないようにしています。
- 緊張している時はどうしていますか?
-
緊張しないのでわからないんですけど、ちょっと気持ちが昂り過ぎている時はしっかり深呼吸して落ち着かせています。
- モチベーションの上げ方は?
-
テンションが上がる曲をよく聴いてやっています。
- ファンの皆様にメッセージをお願いします。
-
いつも応援ありがとうございます。
代表でしっかり活躍するところを皆さんにお届けしますので、応援のほどよろしくお願いします。