プロフィール
「日本バレーボール史上最高の逸材」「世界のISHIKAWA」などの異名をとる石川祐希選手は、日本のバレーボール界を代表する選手として、プレーと人柄で国内外のファンを魅了しています。
石川選手は跳躍力、フォームの美しさ、1点に対する貪欲さ、リーダーシップ、状況判断力、バレーボールに対する姿勢などあらゆる面において超一流で、常に「世界一のプレーヤー」を目指しています。
石川選手はパリオリンピックでもキャプテンとして日本代表チームを牽引します。
そんな石川選手のプロフィールや家族構成、経歴について見ていきましょう。
氏 名 | 石川 祐希 |
氏名読み | いしかわ ゆうき |
愛 称 | ユウキ |
生年月日 | 1995年12月11日 |
出 身 地 | 愛知県岡崎市 |
身 長 | 192cm |
体 重 | 84kg |
血 液 型 | AB型 |
出 身 校 | 中央大学法学部政治学科 |
所属チーム | Sir Susa Vim Perugia |
ポジション | アウトサイドヒッター |
利き手 | 右手 |
スパイク | 351cm |
ブロック | 327cm |
SNS | 、 InstagramX |
僕の初の書籍『頂を目指して」が本日発売です。
— 石川祐希 (@yuki14_official) June 10, 2024
古舘春一先生に素敵なイラストを描いていただき大変光栄です。
この本を通じて、僕の経験や想いが伝われば嬉しいです。
感想もぜひ教えてください😌 pic.twitter.com/Jlqh2mgHyw
石川祐希選手がこれまでの人生の喜怒哀楽を初めて綴った自叙伝「頂を目指して」の売れ行きが絶好調です。
発売1ヶ月で累計発行部数が10万部を突破しました。
石川選手のファンは必読の書です。
家族構成
5人家族
石川祐希選手の実家は父・母・姉・本人・妹の5人家族です。
父:石川幹尚さん
お父さんの石川幹尚さんは、実業団の短距離選手でした。
所属企業は株式会社デンソーで、第44回中部実業団対抗陸上競技大会に出場されていました。
陸上競技インフォメーションセンター
デンソーはトヨタグループの大手自動車部品メーカーで、愛知県刈谷市に本社があります。
お父さんの現在の職業に関する情報はありませんが、現在もデンソーで働いている可能性があります。
有価証券報告書によれば、2024年3月期におけるデンソーの平均年収は839万円(平均年齢: 44.7歳)となっています。
タレントスクエア
石川祐希選手は比較的裕福な家庭で育ったのではないかと思われます。
また、お父さんの身長は184cmとのことで、石川祐希選手の高身長はお父さんに似たと考えられます。
母:石川みどりさん
お母さんの石川みどりさんは、実業団のバスケットボール選手でした。
所属企業は石川幹尚さんと同じ株式会社デンソーで、2人は職場で出会ったのではないかと思われます。
お母さんは小さい頃から運動が大好きで、小学校の時はサッカー、中学校の時はサッカーと軟式テニスをやっていて、高校からバスケットボールを始めたそうです。
お母さんの身長は164cmで、女性の平均身長とされる158cmよりは高いです。
お母さんによると、石川祐希選手は自分によく似ていて、テレビで見る仕草などを見て自分とそっくりと思うことがあるそうです。
石川選手の恵まれた体格と運動神経はご両親のDNAを受け継いでいることがわかります。
姉:尚美さん
Ishikawa siblings 🥺#石川祐希#石川真佑 pic.twitter.com/TvdbNUlY4Y
— ᴀɪʟᴇᴇɴ (@deepredthread) September 23, 2021
お姉さんの尚美さんは、石川祐希選手よりも1歳年上でバレーボールをしていました。
お姉さんのバレーボールの練習試合について行ったことがきっかけで、石川祐希選手はバレーボールを始めたそうです。
このお姉さんがいなかったら、石川祐希選手も石川真佑選手も全く別の人生を歩んでいたかもしれません。
お姉さんのバレーボールの実力は不明で、現在はバレーボールをやっていない可能性が高いです。
2016年に結婚されて、2017年には子供が生まれています。
妹:真佑選手
石川祐希選手より5歳年下の妹、石川真佑選手もバレーボール女子日本代表で現在イタリアリーグでプレーしています。
祐希選手によれば、真佑選手は自分よりもストイックな性格で能力が高いそうです。
仲が良い兄妹で、小さい頃は一緒に遊んでいたようです。
しかし、真佑選手は中学生から実家を離れて寮生活を送っていたこともあり、一緒に暮らしていた期間が短く、お互いのことをあまり知らないとインタビューで答えています。
真佑選手は高校2年生の時にスパイクのコースの打ち方について、祐希選手に直接アドバイスを求めたことがあります。
その時は祐希選手が具体的なアドバイスを丁寧にしていて、参考になったようです。
普段のお互いのコミュニケーションはあっさりしていて、祐希選手は真佑選手の試合をよく見ることがあり、思うところはいろいろとあるそうですが、求められなければ自分からアドバイスは言わないそうです。
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— 美的 (@bitekicom) June 19, 2024
2人には実は「美容好き」という共通点があり、試合中にカメラが写し出す二人の輝く美肌を見ればそれも納得。リアルで見てもなめらかで透明感あふれる美肌でした♡
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祐希選手と真佑選手は共に美容好きで、2人そろって仲良く美容雑誌に登場します。
学 歴
岡崎市立矢作南小学校
石川祐希選手は小学校4年生の時、お姉さんの影響でバレーボールを始めました。
バレーボールを始めたその日のうちにアタックのようなものが打てるようになっていたそうです。
石川選手は見て学ぶことに長けていて、上手な人を見て、形を真似して実践することが小学生の頃から既にできていました。
地頭が良いのでしょう。
現在では身長が192cmと高身長の石川祐希選手ですが、小学生の頃はそれほど身長が高かったわけではなく、小学校卒業時でも160cmも無かったそうです。
岡崎市立矢作中学校
バレーボールの強豪校として知られる地元の中学校に進学した石川祐希選手。
中学入学時点で身長が160cm程しかなく、バレーボール選手としては小柄だった為、なかなかスパイクを決められず苦労していました。
こうした状況を打開するために、瞬時にコースを狙い分けるようにしたり、相手のブロックを利用したり、さらにはスパイクフォームを変えたりしていました。
さらにレシーブ技術を身につけたことで、どんなポジションでも活躍できる万能型の選手となりました。
持ち前の運動神経を生かしたこの頃の様々な工夫が、現在の石川祐希選手の原点となっています。
また、日々の練習ではスパイクの打ち方やコースの1本1本といった基本を徹底的に叩き込まれていました。
その後、2年生の時には172cm、3年生になると181cmまで身長を伸ばし、チームのエースへと成長しました。
全日本中学校バレーボール選手権大会では3位、全国都道府県対抗中学バレーボール大会では準優勝に輝き、両大会で優秀選手に選ばれています。
星城高等学校
石川祐希選手が進学した星城高等学校は、愛知県豊明市にあるスポーツが盛んな学校です。
バレーボール部の練習は自主性を重視していて、30分間走る練習では手を抜いている選手もいました。
しかし、石川選手は当時から非常に意識が高く、練習で手を抜くことは一切ありませんでした。
練習後はストレッチを欠かさなかったそうです。
石川選手の世代は全国都道府県対抗中学大会で準優勝した愛知県選抜のレギュラーがまとまって入学した奇跡の年代と呼ばれ、高校2年、3年で2年連続高校3冠、公式戦99連勝という大記録を達成しています。
石川選手は高校3年生の時はキャプテンを務めました。
1、2年生の時とは違って、自分のプレーだけにフォーカスすればいいというわけではなかったので、練習中や試合前のチームの状態には注意していました。
1つひとつのプレーだけではなく、練習全体を俯瞰してみるようになりました。そういうことがキャプテンとして必要で、勝ち続けるためにも必須だと感じていたので。
NumberWeb
当時は周囲の意見を聞きながら物事を進めるタイプで、言葉で周囲を鼓舞するタイプのキャプテンではなかったそうです。
高校時代は周りのメンバーにも助けられながらキャプテンを務めたそうですが、この経験が後に大きく役立つことになります。
インタビューでは「バレーボールのために取り組む時間はしっかり集中をして、オフの時は切り替える。高校時代はバレーボールも人間的にも成長できた3年間だったと思います。」と話すように充実した高校生活だったようです。
中央大学法学部
バレーボール石川祐希!大学のリーグ戦「今季初の一般客公開」で石川スマイル連発!! 今夜のHERO’S24時35分~ #HERO pic.twitter.com/Am85GDHpeg
— フジテレビ☆スポーツ (@fujitv_sports) September 17, 2016
石川祐希選手は、中央大学法学部政治学科に進学しました。
中央大学に進学した理由として、学業と両立しながらバレーボールに打ち込める環境が整っているからとインタビューで答えています。
また、多摩キャンパスの雰囲気も気に入って、入学を決めたようです。
1年生の時から試合に出場し、春季リーグ、秋季リーグ、全日本インカレで優勝して三冠を達成。
同年には史上最年少で日本代表に選出され、アジア大会に出場すると主力の1人として準優勝に貢献しました。
また、イタリアのセリエAのチームと契約し、短期留学や短期派遣でプレーをしていました。
イタリアリーグ
来季の2024/2025シーズンからイタリアセリエAの「Sir Susa Vim Perugia」と契約しました。
— 石川祐希 (@yuki14_official) May 14, 2024
素晴らしい環境で新しいことをたくさん学べると思うと楽しみで仕方ありません。
Perugiaでプレーするのはまだ先の話ですが新しく進化した自分を来季も見せます。
楽しみにしていてください。
まずは日本代表👍 pic.twitter.com/hCtFfXG5HL
石川祐希選手は大学1年生の時からイタリアのセリエAでプレーをしていました。
大学卒業後は日本のVリーグには所属せず、プロ選手としてイタリアのセリエAで活動しています。
石川選手のイタリアでの所属チームは以下の通りです。
所属チーム | 期 間 |
パッラヴォーロ・モデナ | 2014年12月 – 2015年3月 |
トップバレー・ラティーナ | 2016年12月 – 2018年4月 |
エマ・ヴィラズ・シエナ | 2018年 – 2019年 |
パッラヴォーロ・パドヴァ | 2019年 – 2020年 |
パワーバレー・ミラノ | 2020年 – 2024年 |
シル・サフェーティ・ペルージャ | 2024年 – |
最初はイタリア語が全くわからなかった石川選手でしたが、現在では流ちょうなイタリア語を話せるようになりました。
2021年4月には日本代表のキャプテンに就任し、現在も日本チームを牽引しています。
2024年5月14日、セリエAのシル・サフェーティ・ペルージャとの2年契約が発表されました。
ペルージャは世界最高峰のリーグ、セリエAの中でも4強に位置する強豪チームで、「世界トップのチームで世界一の選手になる」という石川選手の目標にまた一歩近づくことになりました。
Q&A
- 初めて日本代表に選ばれた時の気持ちは?
-
やっと選ばれたという感じでした。
- バレーボール以外のスポーツでやりたい種目は?
-
バスケです。
- 憧れの選手はいますか?
-
憧れの選手は特にいないです。
- 尊敬している選手は?
-
どの選手にも良いところがあるので、どの選手にもリスペクトを持って、良いところを学ぼうと思っています。
- 選手として目指していることは?
-
世界のトップになる事を目標としています。
- ブラン監督の第一印象は?
-
雰囲気があるというか、風格がある監督だなと思っていました。
- ブラン監督の今の印象は?
-
選手の事をよく考えていますし、コート内とコート外の切り替えが非常にうまい。
普段は優しいですし、バレーボールになったら厳しいなと思っています。
- バレーボールをする上で大事だと思う筋トレ種目は?
-
下半身が大事なので、スクワットが重要だと思います。
- 得意なプレーの精度を上げる練習は?
-
どうプレーを上手くなりたいかということを考えながら、とにかく練習すること。
あとは映像を見ることです。
- 得意なポジションは?
-
アウトサイドヒッターです。
- 他にやってみたいポジションは?
-
セッターはやってみたいです。
- 今まで海外での大会で印象のある国は?
-
フランスです。
- 海外で一番困ったことは?
-
今は無いですけど、最初は言葉が一番苦労しました。
- 海外遠征の休みは何をして過ごしていますか?
-
チームメイトと外に出たりとか、街を見に行ったり、散歩したりしていました。
- 試合前の食べ物、飲み物は?
-
スポーツドリンクを飲み、バナナをよく食べるようにしています。
- 試合前のルーティーンは?
-
アップ始まる前に自分でやるエクササイズがあるので、それをしっかりする事が一つのルーティンになっています。
- これまでの自身のベストプレーは?
-
イタリアでのベスト4を決めた時のプレーです。
- ミスした時の切り替え方は?
-
割り切るというか、仕方がないと思って、すぐに次のプレーの事を考えます。
- 試合前日に気をつけている事は?
-
睡眠時間をしっかり取るようにしています。
- 緊張している時はどうしていますか?
-
緊張している事は良い事だと思っているので、緊張していたら「あ、いいな」というふうに思っています。
- 普段のモチベーションの上げ方は?
-
モチベーションを上げるという概念は特に無いです。
- パリオリンピックの目標は?
-
僕たちはメダルを目標として戦っていますし、先日の会見では金メダルを取ってきますと言いました。
金メダルを取って日本に帰ってこられるように精いっぱい努力していきます。
難しい挑戦だと思いますけど、そこに臨む覚悟だったり意識というのは他のチームよりも絶対に強いと思います。
スタッフ、選手全員が同じ目標を持っているので、それを実現させたいです。