2024年の米不足はいつまで続く? 米不足になった原因とは

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 2024年8月22日現在、私の住む地域ではスーパーマーケットが全く販売されていません

 昨日、5件のスーパーを回りましたが、米は全くありませんでした

 パックの米が置いてあるスーパーはありましたが。

 さすがに米屋には米があるだろうと思い、米屋に行ったのですが、全く米が置いていませんでした

 米屋の店主に聞けば、「注文しても注文通りに入ってこない。入荷した分はすべて棚に置くが、置いてから30分ほどで全部売り切れた」とのこと。

 その後、百貨店に行ったところ2kg約3,000円もする米だけ置いてあったので、それを買って帰りました。

 2週間ほど前まで、主食である米が買えなくなるという状況を全く予想していなかっただけに、どうしてこんな事になったのか調べてみました。

目次

米不足の原因

 今回の米不足の原因は、主に4つあると考えられます。

防災意識の高まり
猛暑の影響で流通量が減少
インバウンドなどで米の需要が増加
米の生産力が低下

防災意識の高まり

 2024年8月8日に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、気象庁は「南海トラフ地震臨時情報」を発表しました。

 防災を呼びかける報道がされて人々の防災意識が高まったのか、防災グッズを買いだめする人が増え、一時的にスーパーでミネラルウォーターが買えなくなりました。

 飲料と違い普通のは長期の保存に向いていないのですが、米を買い占める人が少なからずいたようで、米の在庫が無くなったスーパーが続出しています。

 そもそも米は災害備蓄に向いていません
 米は購入してから20日を過ぎると、確実に美味しさが減っていきます。
 今年の夏のように最高気温が高い状態が続くと、米袋の中でコクゾウムシが発生する可能性が高くなります。

 買い占めや買いだめは混乱を生じさせる可能性があるだけでなく、同時期に購入することで賞味期限が一気に訪れるといった問題もあり、得策とは言えません。

猛暑の影響で流通量が減少

 2023年の記録的猛暑により、高温日照りが続いたため、各地で米の収穫量減少しました。

 猛暑が続くと、田んぼに必要なが不足しがちになります。

 特に水源が少ない地域では深刻な問題となり、稲が十分な水分を得られずに枯れてしまい、収穫量が大幅に減少することがあります。

 また、猛暑による高温障害で稲が生育不良となり、米が白く濁ったり、割れたりする米が増加します。

 商品価値が低下することで売れない米が増えれば、米の流通量減少します。

インバウンドなどで米の需要が増加

 農林水産省によりますと、6月までの1年間の主食用のコメの需要は、702万トンと前の年より11万トン増え、10年ぶりに増加に転じました。

 農林水産省は、インバウンドが好調だったことに加え、パンや麺など、ほかの食料品に比べると値上がりが緩やかだったことなどから、需要が伸びたのではないかとしています。

NHK

 外国人観光客に米が非常に人気、小麦の価格高騰によって米を主食に選ぶ人が増加、コロナ禍が明け人々の消費活動が戻ってきたことなど、様々な要因で米の需要が高まりました。

米の生産力が低下

 そもそも米不足になるのは、米の生産力低下して生産量が減り続けていることが原因であると主張する人がいます。

 米の生産力が低下した要因として挙げられるのが、50年近くにわたり行われていた減反政策です。

 米農家が麦や大豆など他の作物に転作すれば、国から補助金を出るということで、米の生産をやめる農家が相次ぎました。

 米の生産を減らすことで、米の市場価格を上げる政策を長年に渡って行ってきました。

 米農家の高齢化後継者不足もあって、米の生産量の減少傾向は続いています。

 民間での米の在庫量は、2024年6月末の時点で156万トンと前年の同時期より41万トン減って、記録を取り始めた1999年以降では最も少なくなっています。

 ギリギリの生産態勢でやり繰りしている状態なので、外国人観光客の米消費が少し増えたり、防災意識の高まりで一部の人が米をいくらか買い占めたりするだけで、あっという間に品薄状態となって、店頭から米が無くなるわけです。

ネットにおける販売状況

 スーパーで米が販売されていないのであれば、ネット通販で米を購入しようということで、ネットにおける米の販売状況(2024年8月22日現在)を調べてみました。

Amazon

 Amazonでは在庫切れが少なからずあります。

 価格が高い米も多く、佐賀県産の夢しずく5kg7,980円と非常に高いです。

楽天市場

 楽天市場では5kg3,000円台の米はすべて売り切れていました。

 5kg9,850円コシヒカリがありましたが、特Aランクとは言え、高すぎると思います。

 美味しいのでしょうが、あまりに高すぎて買えません。

メルカリ

 メルカリでも米が販売されています。

 全体的に価格が高く、購入をためらってしまいます。

 星空舞5kg6,980円で販売されています。

 以前、スーパーで星空舞を購入したことがありますが、その時は5kg約2,000円でした。

 米を転売して儲けようとしている人がいるようです。

SNSの反応

 X(旧Twitter)では、米が全く売っていないという投稿がある一方で、米は通常通り販売されているという投稿も多くあります。

 地域によってかなり差があるようです。

米不足が深刻という声

 都市部を中心に米不足深刻なようです。

米不足は嘘という声

 米不足なんて報道されているけれど、近所のスーパーに行ったら普通に売っていたし、米不足と言うのはじゃないかといった投稿も少なからずありました。

 どこへ行っても米不足というわけではなく、米がある所にはある無い所には無いということでしょう。

 米が普通に売られている地域がある一方で、スーパーで米が売っていない地域もあり、かなり格差が激しいようです。

米不足はいつまで続くか

 令和の米騒動とも言える現在の米不足はいつごろ解消されるのでしょうか。

 農林水産省の担当者は「新米が流通するようになれば、一部の品薄状態も解消に向かう」と話しています。

 もうすぐ新米が発売されるようになります。

 しかし、新米が発売されるようになっても、消費者が一斉に新米を買おうとするので、特に出始めの新米はすぐに無くなる可能性が高いです。

 関係者の話をまとめると、9月頃から新米が徐々に出回り始めるので、10月半ばには現在よりも状況が改善されるのではないかということです。

 秋の深まりと共に普通に新米が食べられるようになることを期待したいですね。

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