不破聖衣来 (拓殖大学) のプロフィール 全日本大学女子駅伝2024に5区で出場

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 拓殖大学不破聖衣来選手が2年ぶりに全日本大学女子駅伝対校選手権大会に出場すると発表されたことが話題になっています。

 不破選手はエース区間の5区 (9.2km) を走る予定です。

 大学2年生の時から相次ぐケガに苦しみ続け、1年半ほどの間はレースに出られませんでした。

 今年が最終学年の不破選手は、最近になって復調傾向で、順調に練習を積んでいるそうです。

 3年前の全日本大学女子駅伝で一躍有名になった不破選手。

 今年は3年前のような快走が見られるかどうか注目ですね。

目次

プロフィール

氏 名不破 聖衣来
読 みふわ せいら
愛 称せいら、ふわちゃん
生年月日2003年3月25日
大学学部拓殖大学国際学部
出身地群馬県高崎市
身 長154cm
体 重37kg
血液型A型
出身中学高崎市立大類中学校
出身高校高崎健康福祉大学
高崎高等学校
趣 味ピアノ
勝負飯ホッケ、うなぎ

 不破聖衣来選手は2003年3月25日に群馬県高崎市で生まれました。

 聖衣来という名前の由来は「『聖なる衣』で、破れないすごい子になってほしいという思いがある」とのことです。

 偶然ですが、無敗の3冠馬ディープインパクトも3月25日が誕生日です。

 小学生の頃、おじいちゃんとお姉さんと一緒に持久走の練習したことが陸上競技を始めたきっかけだそうです。

 小学校の時は主にミニバスケットボール水泳をやっていて、中学生になってから本格的に陸上競技を始めました。

 不破選手は見た目が茶髪の小柄な女性で、どこにでもいる感じの女子大生で親しみやすいです。

 走るフォームの美しさ、異次元の走り、そして普段は笑顔が可愛く、魅力にあふれた選手で非常に人気があります。

 ほんわかした雰囲気が良いですね。

 趣味は子供の頃に習っていたピアノで、ディズニーの曲などを弾いて気分転換することを楽しみにしています。

 不破選手はスポーツ選手としては少食でしたが、大学に入学してから貧血に悩まされたことを機に食事で体をつくる大切さを実感し、栄養バランスを考慮したメニューにすると共に、食べるお米の量を大幅に増やしたそうです。

 食生活を改善したことが大学1年生の時の快走につながりました。

 シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんから走りを称賛されると共に「強いランナーになるためにはいっぱい食べて、いっぱい寝ることが大事」とアドバイスを受けた不破聖衣来選手。

 レジェンドも注目する存在の不破選手は、拓殖大学卒業後はマラソンで活躍するすることが期待されています。

中学時代

 不破聖衣来選手は中学入学後に本格的に陸上競技に取り組むようになり、頭角を現すようになりました。

 陸上関係者からはスーパー中学生として注目されていました。

 以下は中学時代に出場した主な大会の結果です。

大会名種目順位
2016年ジュニアオリンピックB 1500m優勝
東日本女子駅伝4区区間賞
2017年全国女子駅伝3区区間賞
全中クロカン3km優勝
群馬リレーカーニバル1500m優勝
中学通信陸上1500m1位
全中陸上1500m優勝
ジュニアオリンピックA 3000m優勝
東日本女子駅伝4区区間賞
2018年全国女子駅伝3区区間賞
全中クロカン3km2位

 全中陸上ジュニアオリンピック、トラック全国2大大会の両方で優勝を果たしています。

 全中クロカンでも優勝し、駅伝大会に出場すれば区間賞で、まさに向かうところ敵なしでした。

 不破聖衣来選手は2021年の全日本女子大学駅伝で一躍有名になり、彗星のごとく現れたという表現をされることもありましたが、中学生の時からすでに目覚ましい結果を出していました。

高校時代

 不破聖衣来選手は地元の高崎健康福祉大学高崎高等学校に進学しました。

 以下は高校時代に出場した主な大会の結果です。

大会名種目順位
2018年第73回国民体育大会B 1500m2位
ジュニアオリンピックA 3000m2位
2019年全国女子駅伝1区区間28位
東日本女子駅伝3区区間2位
2020年全国女子駅伝4区区間13位
全国高校陸上20203000m6位
2021年クロスカントリー日本選手権U20 6km優勝

 高校1年生の時は国体少年女子B1500mで2位、ジュニアオリンピック少年女子A3000mでも2位に入り活躍が期待されました。

 しかし、高校2年生の春頃からケガに悩まされ、思うように走れない日々を送るようになります。

 さらに高校3年生になると新型コロナウイルスにより大会が相次いで中止になりました。

 高校時代の不破選手はケガに苦しむことが多く、大会出場の機会に恵まれず、全国規模の大会ではあまり目立った成績を残せませんでした。

 それでも高校3年生の後半になると徐々に調子が上向きになり、10月の全国高校陸上2020では3000mに出場して6位入賞を果たしました。

 高校最後の大会であるクロスカントリー日本選手権では、U20の部に出場し、6kmをただ1人20分を切るタイムで圧勝しました。

大学時代

 高校卒業後は実業団に進むか大学に進学するかで悩んでいた不破聖衣来選手。

 拓殖大学に進学することになった決め手は拓殖大学女子陸上部監督である五十嵐利治監督の熱意と「世界を目指して一緒に頑張ろう」という言葉でした。

 また、お姉さんと高校の同級生だった八田ももかさんが陸上部に在籍していて、八田さんからも熱心に誘われたことが大きかったと語っています。

 拓殖大学進学後、不破選手は貧血に悩んだ時期もありましたが、五十嵐監督は中学時代からの練習日誌を全て借りて調子の傾向などをつかんだり、レース前には食事をサポートしたり、徹底的に献身的な指導を行いました。

 監督の選手に寄り添う指導により、不破選手は実力を伸ばしました。

 以下は大学入学後に出場した主な大会の結果です。

大会名種目順位
2021年関東インカレ5000m優勝
日本学生個人5000m2位
U20日本選手権5000m優勝
日本インカレ5000m優勝
全日本大学女子駅伝5区区間新
東日本女子駅伝9区区間賞
関西実業団
ディスタンストライアル
10000m1位
富士山女子駅伝5区区間新
2022年全国女子駅伝4区区間新
日本インカレ10000m優勝
全日本大学女子駅伝5区区間賞

 不破選手は5月の関東インカレでいきなり優勝すると、大学1年の夏には5000mで15分20秒という学生歴代3位の記録をマーク。

 さらに9月の日本インカレ5000mで優勝し、学生チャンピオンの座に輝きました。

 そして、全日本大学女子駅伝ではエース区間の5区に抜擢されて異次元の走りを披露しました。

 不破選手にとって9.2キロというこれまで経験したことのない距離を走ることになりました。

 6人抜いて、順位を9位から3位に押し上げました。

 区間記録28分00秒は従来の区間記録を1分14秒も更新する驚異的な記録です。

 10000m換算だと日本記録30分20秒に匹敵するようなタイムでした。

 この大学駅伝デビュー戦で不破選手は一躍有名になりました。

 次に不破選手が人々を驚かせたのが、2021年12月11日に開催された「関西実業団ディスタンストライアル」女子10000mのレースでした。

 最後の1kmは2分57秒という驚異的な走りで、2位とは1分以上の大差となりました。

 30分45秒21のタイムで日本歴代2位およびU20日本新記録日本学生新記録を樹立しました。

 そして、富士山女子駅伝でも最長区間の5区10.2kmで快走しました。

 当時大東文化大学4年の鈴木優花選手との並走は非常に見応えがあり、名場面でした。

 中盤でライバルの鈴木優花選手を引き離し、驚異の10人抜き区間新記録を樹立しました。

 2022年に入ってからは全国女子駅伝の4区で区間新記録を達成しました。

 その後はケガもあって調子が上がらず、2022年の全日本大学女子駅伝以降はレースから遠ざかりました。

 最近は復調傾向で、2024年10月27日の全日本大学駅伝では最長区間5区にエントリーされています。

家族構成

 不破聖衣来選手の家族はお父さん、お母さん、お姉さん、本人、妹の5人家族と思われます。

不破聖衣来の両親

 不破聖衣来選手のご両親は一般の方で、現時点ではほとんど情報がありません。 

 不破選手のお父さんは陸上競技の経験が無く、学生時代はサッカーをしていたそうです。

 以前、不破選手のお父さんが元短距離選手の不破弘樹さんというデマが流れたことがありました。

 不破聖衣来選手は不破弘樹さんとは全く血縁関係はありません。

 不破選手のお母さんは、中学時代のみ陸上部長距離走をしていたそうです。

不破聖衣来の姉

 不破聖衣来選手のお姉さんは3歳年上で不破亜莉珠(ふわありす)さんと言います。

 お姉さんも全国都道府県対抗女子駅伝などに出場する長距離選手です。

 お姉さんは高崎健康福祉大学高崎高等学校を卒業後、ホクレンを経て、2021年にセンコーに入社しました。

 不破聖衣来選手はお姉さんの影響で走り始めました。

 今でもお姉さんのことを「憧れであり、尊敬する選手」と言っています。

 不破選手は、オシャレアニメ好きのお姉さんが大好きなのでしょう。

不破聖衣来の妹

 不破聖衣来選手の妹は中学3年生 (2024年10月現在) で、不破珠衣琉(ふわじゅえる)さんと言います。

 高崎市立大類中学校では陸上部長距離選手として活躍中です。

 群馬県中学校陸上競技大会などの大会にも出場し、好成績を収めています。

不破聖衣来の祖父

 不破聖衣来選手の母方のおじいちゃんはクロスカントリースキー元国体選手です。

 不破選手が小学生の時に一緒に走っていたそうです。

 当時すでに65歳ぐらいだったとのことで、元気すぎますね。

 さすがに体力がもたないので途中で抜けて、最後は一緒に競うなど走る楽しさを最初に教わったのが大きかったようです。

 また、「疲れた時は腕振りを頑張れ」とおじいちゃんから言われたことから、小学生の頃から走る時は常に腕振りを意識していたそうです。

 そのことが現在の理想的なフォームに直結していますので、本人も語っているように不破聖衣来選手の原点はおじいちゃんと一緒に走ったことにあるのでしょう。

走りの特徴

 不破聖衣来選手は身長が154cmと小柄ながら非常にダイナミックな走り方です。

 走っている時の不破選手はもっと大きく見えます。

 走り方にクセがある女子選手が多い中、不破選手の走り方には全くクセがありません。

 長距離ランナーとして理想的な走り方です。

 不破選手の走りは軸が全くブレないということが特長です。

 全く左右のブレが無く肩・胸・骨盤の3点の胴の部分がそのまままっすぐに進みます。

 強靭な体幹無駄の無いフォームを作り上げていて、速いピッチを実現していると言えます。

 不破選手の走りのもう1つの特長は腕を後ろに大きく引くところです。

 腕を大きく引くことによって、強烈な推進力を生み出しています。

 不破選手の走りの3つ目の特長は大きなストライドです。

 不破選手は前に大きく脚を出しているようにも見えますが、前に足を出してそのまま後ろに強く蹴りだすことによって大きな歩幅が生まれます。

 不破選手の足の筋肉はすごいですが、後ろに蹴る力がかなり強いようです。

 そして、最もすごいのは不破選手の心肺機能です。

 安静時の心拍数が1分間に30回程度と一般的な成人の心拍数の半分以下となっています。

 青山学院大学原晋監督は不破選手の走りを「車で例えるなら、軽自動車スーパーカーエンジンを搭載しているかのよう」と表現しました。

 常人離れした心肺機能の強さがあるので、ハイペースで長い距離を走れるわけです。

 不破選手は長期間ケガで苦しみましたが、全日本大学駅伝2024復活のキッカケをつかんで、実業団ではマラソンに挑戦して世界にはばたくことを期待してやみません。

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